日本エネルギーパス協会

家の燃費を見える化してますか?

第2回日独国交省共同プロジェクト

弊会会長が代表を務めるエコセンターNRW(在ドイツ、www.oekozentrum-nrw.de/)、
JENA 日本エネルギー機関(http://jena-web.jp/)による調整のもと、3 月 25 日に東京・イイノホールにおいて「第 2 回 日独国交省共同プロジェクト」が開催されました。なお、代表理事の今泉、理事の早田、中谷の 3 名が委員を拝命しましたので、この会議に出席しています。

ここでは昨年の会議で推進することが決まっていた日独両国の建築のエネルギー性能にかかわる法規制の比較検討が報告書の形で提出・報告され、お互いの国交省がお互いの国の事情を理解するためのモノサシとして、今後の交流を活性化するための基礎を築きました。また、両国ではプラスエネルギー建築、ネットゼロ・エネルギー建築、LCCM 建築など異なる定義での先進的な省エネ建築が助成、促進されていますが、上述したモノサシを活用し、両者の目線を揃えた上で、かつ両国でこれまでに収集した実測データをお互いに解析することで、学び合えることがあるのではないかという議論が展開されました。その結果、実測データの交換、共同解析を目指すことが取り決められています。

この会議の中で、ドイツ国交省側からの提案で、クラブヴォーバンの長年の核メンバーで、法人会員さまでもある株式会社低燃費住宅(http://tnp.jpn.com/)がドイツのエネルギーエンジニアに監修させ、四国・高松市に建築したモデル住宅(プラスエネルギーハウス、写真下)に興味があるので、実測を是非行って欲しいとの注文もありました。ドイツにおけるプラスエネルギーハウスと日本におけるプラスエネルギーハウスの比較検討がまずはこの事例も含めて実施されることになりました。

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