「 間欠空調におけるCO2排出量」(6枚目)
●CO2排出量
設備効率を含めた「最終消費エネルギー」で使用される電気やガスなどの燃料にCO2排出量原単位をかけた値。地球温暖化問題が深刻化する昨今では、特に重要視されている環境に対するインパクトを表す値です。CO2排出量が少ないほど、環境に配慮した住宅であると考えられます。
横棒グラフ14では平米当りのCO2排出量を表しており、上段で評価対象住宅の値、下段は同間取りにおける次世代省エネ基準仕様の場合の値です。
表12は冷暖房や給湯などの各用途毎に一年間で発生するCO2排出量を表示しています。太陽光発電やエネファームなどの発電システムに関しては、平成25年改正省エネ法に準拠し、自家消費分のみを評価しています。(売電分のCO2削減効果は含まない)
●太陽光発電の売電分を考慮したCO2排出量
横積上棒グラフ15は、上段で冷暖房などの各用途毎に発生するCO2排出量を発電による削減がなかった場合の建物自体の評価値、下段は自家消費分を削減した値を表現しています。つまり、上段が建物自体の環境性能、下段は発電設備を導入後の躯体と設備を合わせた環境性能を表しています。
表13では、電気やガスなどの各資源ごとのCO2排出量の原単位や使用量などの計算根拠数値を表しています。
ついでに、売電まで含んだ一次エネルギー評価も表示されています。
※一次エネルギーとは、設備効率を含めた「最終消費エネルギー」で使用される電気やガスなどの燃料を、獲得から発電や輸送といったプロセスを含めて評価したエネルギー量、すなわち地球環境へ与える負荷を表現した数値。例として、一般に供給される電力による暖房は、燃料を電力に換えて送電、さらに熱に変換するというプロセスを歩むことから途中で失われるエネルギーが多く、地球全体でのエネルギー効率が悪くなるために、「一次エネルギー」は多くなります。