日本エネルギーパス協会

家の燃費を見える化してますか?

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エネルギーエージェント探訪VOL川端順也氏

今回は広島のエネルギーパス認定講習会講師でもある川端順也氏です。氏の上京に合わせて見せていただきました。

広島の2物件。

1棟目は1階美容室2階居室の店舗兼住宅で風光明媚な瀬戸内の島に建っています。

美容室が常に熱を使用することからその排熱利用が得られる為、冷房負荷を下げるべく、軒の出900mmや開口部を東西の取得率を40%等するなどして日射遮蔽重視型のプランとなりました。

 

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その甲斐あって夏はエアコンなしで通風のみで暮らせているそうです。

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全館冷暖房光熱費で20万円ちょい。

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部分間欠で16万円ちょい。

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店舗の熱利用と日射遮蔽技術で実際これよりは安く生活されているのでしょうね。

続いては2015年度エコハウス大賞応募住宅です。

この物件で対象見事受賞となったのでしょうか・・・?

結果は番組の最後に(╹◡╹)

74坪弱と言うエネルギー的にはかなり厳しい条件となり

当然川端さんとしては「もっと家を小さくしましょう!」といいたいところですが

お施主様の譲らぬ条件で、このままこの物件を避けてしまって他者が手がけてしまうとかなりエネルギーだだもれになってしまう!との使命感から受けたそうです。

さすが、川端さん。

そして、お施主様は歯科医で口腔医学の観点から、冷たい空気を肺に入れることの健康リスクも理解していて、このデカイ家をどれだけ小さなエネルギーで全館冷暖房を実現させるかという非常に難しい設計となりました。

更に厳しい現実が続きます。

南面燐宅にアパート、西側5メートルの法上に木造2階建ての住宅と、かなり日照条件が不利だったため、

地中ダクトから、小屋裏に給気させ、小屋裏に配置した業務用エアコンに2階の暖気で暖房負荷を減らしながら暖房し、
1階に循環させるというシステムに挑戦しました。
こんな感じです↓↓↓
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太陽熱温水器は周辺環境の問題で断念し、エコワンを採用。
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エコワンの性能か?給湯エネルギーが16.5kwh/㎡と冷暖房不可よりも少ないですね。無暖房時で11.6℃。
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全館冷暖房光熱費¥275,434
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部分間欠で¥208,220
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お施主様に聞いて従前の家は15畳エアコン1台で暑くて寒い家で尚且つ光熱費が年間¥324,104もかかっていたそうです。
しかも、部分間欠で室温も相当厳しかったはずです。
それをエネパスでシュミレーション提示し納得いただき、更に実際の光熱費、例えば8月はエネパス額よりも¥5,000安くなっていたと。しかも、全室冷房で!
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こんなにこれまでの生活温度と建ててからの温度や光熱費の違いが出たのでお施主様も大満足のご様子です。
あそこで川端さんが引いていれば間違いなくどこかの会社がエネルギーだだもれ提案をしてたかと思うとゾッとしますね^^
エコハウス対象は残念ながらゲット出来ずでしたが、川端さんがもっともっと有名になって素晴らしい設計をしていっていただけると、ニッポンの消費エネルギーもかなり削減されることでしょう!
川端さんの今後益々のご活躍を祈念申し上げます!!
2015-09-04 14.42.11
この写真は自立循環型住宅設計ガイドライン温暖地版改訂講習会の時にこんな感じで撮られています^^
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この記事を書いた人

吉田登志幸
2001年より木製三層サッシを販売、東日本大震災が起き、原発に始まる日本のエネルギー問題の深刻さに直面し、省エネ住宅の普及啓発を一刻も早く推し進めるべく、エネルギーパス認定講習会講師、自立循環型住宅研究会関東支部代表、省エネ住宅のセミナー、勉強会の講師をつとめる。

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